庭づくりは家づくりの総仕上げ

しゃちょうの山本です。
ここでは家作りにおいての<外構や庭造り>について、もうちょっとだけ書いておこうかと思います。
ただ弊社のサイトを時々のぞいている方からすれば「またかよ!」と思われるかもしれませんが、あくまで家を建て、そこで楽しい生活を実現していただくためにも毎回くどくど書くことにしていますので、どうかお許しください。
また、真剣に「こだわった自分なりの家作りをお考えの方」には一応少しはタメになりますので、最後まで頑張って読んでほしいと思います。

さて、うちの会社は家の外構や庭づくりの提案・工事をする会社ですが、日頃の仕事を通して意識していることは、まず第一に

「何年経っても我が家はいいよね!」と思える空間作りを目指すこと

です。

つまり、建物は完成した時が一番きれいですが、庭や外構は案外違うのです。
年々深まっていく景観作りを意識したデザインや素材選びによって、10年後も案外良い雰囲気になっているはずなのです。

例えば、この御宅はガーデンファクトリーを創業した頃にご依頼いただいたお客様の完成写真です。
考えてみればもう16年ほど前のことです。

アプローチ完成:きれいに出来上がりました。

庭の完成

秋の完成でしたので落葉していますが、自分なりに精一杯がんばったプランニングと工事でした。
そして完成から6~7年ほど経った頃の外観です。
(なお、これは樹木の剪定にお伺いした際の剪定前の画像です)

アプローチその後

庭のその後

また、こちらは施工から約10年後の様子です。

アプローチの現在の様子

庭の現在の様子

このアプローチのレンガも「渋くなるレンガ」を意図的に使用しましたが、分かってくれてるお客様でなければ「年々汚くなってきたぞ!」と叱られるかもしれません。
でもこの良さを分かって頂けるお客様が、やっぱりうちにご依頼くださるような気もします。
だから自分としては「年々深まる風合い」も大切だと思うのですし、あまりその時々の「流行」にとらわれない素材と緑を多用したデザインを心がけているのです。
そのため、出来上がった時はピカピカキラキラで「おー!すげぇー!!」
とはならないかもしれませんが、年々じわじわと「なんだか良くなって来たね」と思えるプランなのかもしれません。
もちろん毎回の工事ではあまりご予算だけで割り切らず、ある程度できあがった外観まで(企業努力も含めて)施工しますので、きちんと喜んでいただいております。

そして次に

「近隣の景観も向上させる外構・庭づくり」

ということも意識しつつ日々プランしています。
まあうちは市役所じゃありませんから、そんな大きな意味での景観対策とかではなく、少なくとも向かい側のお宅やお隣さんにも喜んでいただけるような景観作りを常に意識しているということです。
また、お客様の御宅を見て「うちもちょっと木や花でも植えてみようか・・・」みたいな意識が広がってくれればいいんじゃないかと思うのです。
だから建物はさておき<外周りの空間を緑で共有化すれば、隣近所みんな住み心地がいいんじゃないか・・・>と単純に思うだけなのですし、これで日本の(バラバラな)街並みだってつながっていくはずです。

例えばこの御宅も施工前はこんな感じでしたが、この道の奥にかなり大きな分譲地があるため思ったより車の通行が多く、小学校も近いために毎日この横を小学生が通学していました。

着工前

そのため「毎日ここを通る人や子供たちが季節感を精一杯感じてくれればいいな」という大雑把なコンセプトでプランニングしながらも、お客様のご要望をなんとか自分なりに形にしたものがこの外構でした。

完成

3年後

8年後

こんな風に「緑の心地よさ」を感じる家が一軒あるだけで近隣の景観も変化するはずですし、お隣さんや通りすがりの人にも喜ばれる景観作りの大切さも常に意識してプランをしています。
とにかく、その家が近隣の景観に寄与するっていうのも頑張ってみる意義のあることなのですね。

この御宅も芝の緑が近隣の方々に喜ばれています

次に家作りの中でやっぱり強調しておきたいことは

「外構や庭はその家の洋服みたいなもの」

というベタなコンセプトなのですね。

つまり、今の日本では<家づくり>というとまだまだ建物ばかりを指す場合が多く、本当はその家全体の住み心地を大きく左右する外周りの空間づくりですが、家同様に必要な予算をきちんと当てる方がそれほど多くないのが現実です。
ハウスメーカーや工務店さんにしっかり予算を回してしまい、残った分で「とりあえず外構を」という方も多いですし、「とりあえず外構込みで」ということも景気がイマイチな今では逆に多くなりました。
もちろん自分も家を建てた頃の緊縮ぶりや先の不安を思い起こせば・・・これも仕方のないことですが、やはり一生に一度の大きな買い物を<最後にちょっとだけケチって台無しにして欲しくない>ということも正直なところなのです。
やはりお客様がそれぞれこだわって作った家にはそれなりの似合う洋服を着せてほしいところですし、ちょっとだけ木を植えてアプローチ周りをレンガや草花で飾るだけでも家の雰囲気も住み心地も外観も変わります。
もちろん今度は「家の中から外を見ながら生活」するのですから室内からの景観も大切です。

例えばこんなカッコイイ家も、このままだと少し寂しい感じで人の視線も気になりますが・・・

ちょっと木を植えてウッドフェンスを立てるだけでも家が引き立ち、なんだか落ち着いて住めるはずです。

また家を建ててからなかなか手が回らず、家の中から砂利の庭を見て生活していたある御宅のお庭も・・・

きちんと土を入れ替えて樹木や植物を植えれば「別の空間」になってしまいます。

もちろん家を建てたばかりのため、やはり「先立つもの」が一番のネックですから、こちらもムリは言いません。
でも一応<家作り>にあたっては、<庭やエクステリアは家の洋服みたいなもの>というベタなフレーズを頭の隅っこに置いておいて、すべてのご予算を建物だけに注ぎ込まず、気持ちよく過ごせる庭や外構にも回してほしいのです。
最初に全体プランをきちんと作っておいて数年計画で少しずつこれを作っているお客様も少なくないのですから、慌てずじっくりと「建物」と同じくらいの気持ちで家の景観作りを考えていくことも必要ですし、予算のあるなしでお客様を区別するようなこともしませんのでご安心ください。
あくまで<自分の家への思い入れ>が強いお客様であれば、とにかくベストを尽くして頑張っています。

次に、これも創業以来のコンセプトです。

「家と外構・庭をひとつの景観に創りあげる」

ということです。

日頃のプランではお客様のご要望をお聞きし、それぞれのスペースごとに機能性を持たせながらも全体の質感や色調、ラインをバランスよく合わせるということを常に意識しています。
だからあくまで主役は<建物>です。

例えば家にインパクトがある場合、外構は逆に控えめなトーンにしますし、コンクリートの地味なカラーも案外必要になるのです。

また植栽をメインに据え、構造物を控えめにしながら家を飾ることもあるわけですが、あくまでその家のたたずまいを考慮しながら10年後20年後をイメージしてプランしています。

だからその家ごとに似合う洋服もそれぞれ異なるわけですし、家の持ち味によっても外構を合わせたり、違った質感で外回りを作ったり・・・とにかくいろいろなことをまず現場に立って、お客様の求めるものをどうプランし、どう形にしていくのかを考えます。

そんなわけで、お客様が建てる家は・・・
いろいろなハウスメーカーや工務店、そして輸入住宅に和風の家、またログハウスなど・・・とにかく日本の住宅地では<一軒隣は別世界>と言えるくらい、いろいろな家が建っています。
ですから、お客様の好みが凝縮された「その家のたたずまいやコンセプト」をきちんと把握し、その家に合った景観プランをまず第一義に据えながらも、お客様からの個々の部分のご要望にお応えする、
という仕事の組み立て方なのです。
また、外構エクステリアや庭づくりなどを一々区別して考えず、敷地全体と家を含めてひとつの空間に作り上げることも、その後の住み心地や景観などを考えれば当然だと考えているのです。

機能性と景観性を家の風合いに合わせることが大切なのです。

次に、もし家を建てて外構もやってから「ちょっと失敗したぞ・・・」と感じてしまったら。
これ、けっこう辛いです(笑)

まあ家を建てて「価値観」が変わり、気づくことも多くなるためこうなります。
つまり実際に家を建てた方がしっかりと外回りのことまで意識が回るのはある程度時間が経ってからですし、駐車場・アプローチ・塀など、まずは住む上で必要な部分までを<作る>ことしかきっと意識も回らないかもしれません。
そして、住んでいるうちに徐々にちぐはぐな景観に気づく場合が多いのです。
そのため弊社で案外多いのは新築の案件ではなく、次に紹介する<外構・庭のリフォーム工事>なのです。
これも一度建築時にお金をかけてしまったため、なかなか思い切れないところなのですが、毎日「何か違うなあ」と外を見てはため息をつき、この先ずっと過ごしてしまう方もいるかもしれません。

だから

「価値観に合った心地よい空間を思い切って手に入れる」

ということが長い目で見れば必要かもしれませんし、毎日我慢して住むのもなんだか人生もったいない話ですよね。
ですから、なるべくリーズナブルに既存の構造物で利用できるものは再利用しながら、イメージをガラっと変える事を心がけています。

例えば、こちらのガーデニングが大好きな御宅では3年目くらいで既存の外構と庭の方向性やライフスタイルの違和感に気づき・・・・ギブアップです(涙)

リフォーム着工前:エントランス付近

こんな感じの外構でしたが、色づかいがちょっとバラバラです。

ただ、これを全部壊して一からできればそれに越したことはありませんが、それじゃお金の負担が大きすぎますし、廃棄物も出まくりですから地球にもよくないです。
このため既存の塀はそれなりに下処理を施してカットして<下地>として使用し、レンガのアプローチも<基礎>としてそのまま壊さずこんな感じで使用しました。

リフォーム完成:エントランス

アプローチはハードウッドで覆いました。

数年経つと元からあったようになり、ガーデニングも思い切り楽しめます。

3年後

これ、かなり喜ばれました。

小さく載せておきますが、ガーデニングが一気に楽しくなったそうです。

同じ家でもこんなに生まれ変わるんです。

また、楽しみながら色々いじっていた庭なのに徐々に行き詰ったり、レイアウトされた庭にしたい場合、やはりポイントとなる構造物を作ったり庭の中のレイアウトの変更で変わってきます。

着工前:植物が所狭しと植えてあるお庭です。

お隣とのプライバシーも気になります。

ここでは既存の植物はなるべく植え替えて、管理が大変な大きさになってきたバラもしっかりしたパーゴラを全体に渡るように作って誘引しました。
そのほか基本的にお客様の敷いたアプローチや花壇の仕切りなどはそのままに、視覚的な効果を狙い、庭の背景となる外周部分の修景をしたものです。
これによってお庭もメリハリが出て引き締まり、管理もしやすくなりました。

施工完了:ウッドデッキやフェンスと隣地との目隠しを兼ねた壁を作りました

壁も完成!窓はフランスのアンティーク窓ですが、これから花壇に植物を植えてパーゴラの基礎も隠します。

まだまだいろいろな施工例がありますが、リフォームの場合その御宅ごとに課題やご要望があるため、その都度頭を悩ませながら作っていますが、やはり「思い切ってやってよかった!」と言われなければ意味がないと思っています。
そんなわけで、思い切って手に入れた楽しい家の空間でした。

ということで長々書きましたが、庭や外構ではとにかく「その家に合ったプラン」が大切になります。
せっかく庭付き一戸建てを手に入れたのですから、きちんとプランして自分達の価値観やライフスタイルに沿った空間の中で生活する喜びを手に入れてほしいと思います。

株式会社ガーデンファクトリー 代表取締役 山本利之

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